失敗しないアルガンオイルの選び方

黄金のオイルとも言われるモロッコ旅行のお土産でもトップ10に入る人気のアルガンオイル。

モロッコの観光地のお土産屋には至るところにアルガンオイルのお店があり、ちょっと見るだけのつもりで衝動買いしてしまい、ホテルのお部屋で使用してみるとべとついたままで全然効果無しという事があります。

後から偽物のアルガンオイルだったと後悔しないようアルガンオイルを買う時に気をつけるポイントを書いていきます。

アルガンオイル専門店以外では買わない

モロッコ雑貨が沢山並ぶお土産屋には必ずアルガンオイルが置いてます。

値段も30mlで30dh前後のお手軽価格で、つい買ってしまいがちですが、専門店以外の商品の大半は、黄色で着色して黄金色に見せかけていたり、アルガンオイルが100パーセントでなく、他のオイルを混ぜていたりするので安い値段設定になっています。

・ヨーロッパのオーガニック認定機関のEco certやアメリカ農務省認定のUSDA等のオーガニック認定マークがない商品

オーガニック認定マークがある商品は、農薬不使用、土壌汚染チェックなど検査済みですが、認定されていない商品は別の安いオイルが入っていて、逆に日焼けしてシミになってしまったり、肌荒れしたりする事も。最低認定マークの有無はチェック要です。

・不自然な黄色の液体

本来、自然な透明感のある黄金色ですが、アルガンオイルに見せかけて安いオイルを着色している商品があります。毒々しい化学的な黄色や金色のオイルは偽物の可能性大です。

・アルコール臭がする

純粋のアルガンオイルは、肌につけた後にさらっとします。

偽物のオイルは、人工的にさらっとさせるためにアルコールを入れている場合があります。ツーンという匂いがしたら、偽物の可能性大です。

・プラスチックの容器は買わない

プラスチックが溶けてアルガンオイルの品質が汚染されてしまう可能性があります。ガラス瓶は重くなりますが、品質上、ガラス瓶で、出来れば遮光性瓶の容器の商品を買うのがいいです。

・製造日をチェック

モロッコでは、賞味期限切れの商品が平気で売れていたり、売れ残った商品が店頭に並んでいる事が結構あります。製造日をチェックしましょう。

・高級品ならマラケシュ

・工房系の手軽な値段設定商品ならエッサウィラかアガディール

アルガンオイルは空港を始め、シャウエン、フェズ、ワルザザード、メルズーガ、カサブランカ等、観光地のどこでも販売されています。

ただし、アルガンオイルは世界で唯一モロッコでのみ生息するアルガンオイルの木の実の芯から採取されたオイルで、モロッコといっても、アルガンの木が生息するのは、世界でエッサウィラとアガディールからタルーダント周辺のみです。

そして、モロッコの物価は安いと言われていますが、エッサウィラからシャウエン、カサブランカに商品を運ぶためにガソリン代は日本とほぼ同じ。

エッサウィラから距離が遠い都市ほど商品に運送費が追加されるので、折角事前にアルガンオイルの相場を調べていたのに

・同じ商品でも運送費分の上乗せで距離が遠い程割高

・同じ値段でも運送費分の上乗せで距離が遠い程に品質悪

という事がよくあります。

アルガンの実を食べるために木に登るヤギ(エッサウィラ)

マラケシュからエッサウィラ、またはエッサウィラからアガディールに向かう道中、アルガンオイルを精製する工房が沢山あります。オーガニック認定機関承認済みでも大半は協同組合で女性達が精製しており、手軽な値段設定の商品が主流です。

★食用やばらまき用のお土産なら、エッサウィラの旧市街メディナ内の至るところに工房系の直営店が沢山あるので、エッサウィラのアルガンオイル専門店が運送費などの余計な費用が上乗せされていないのでお買い得です。

★ISO認定マークのある高品質の商品ならマラケシュの専門店がお勧め

マラケシュにはアルガンオイルで高品質と言われているネクタロームというブランドの専門店があり、旧市街メディナに直営店、最近はマラケシュ駅近くの薬局でも取り扱うようになりました。

沢山出回っているアルガンオイルで失敗しないためには以下を基準に選ぶと安心です。

・アルガンオイル専門店で、かつブランド商品

・遮光性のアンバーやダークブルーの色のついた遮光瓶

・コールドプレス 1ere pression à froid (低温圧搾)の表示がある

・オーガニック認定マーク(Eco Cert又はUSDAUSDA)がある

店内にオーガニック認定済み証が掲示されている

・高品質の認定マークISOがある