モロッコ旅行 ベストシーズン 満天の砂漠の星空なら新月

モロッコ旅行 ベストシーズンプラン
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東南アジアのリゾートであれば行く時期により印象が変わる事は少ない。

ところが、

モロッコは時期により旅の満足度が左右する観光国です

満天の星空をイメージして行ったのに、砂漠に着いたら満月で星が日本にいるのと変わらなかった‼️ という旅行者が沢山います。

着いてから、事前に知っていれば別の時期にしたのに!と後悔する前に旅行会社のツアーや個人で飛行機チケットを予約する際にチェックすべき重要項目は是非押さえておきましょう。

砂漠で満天の星空を楽しむなら新月の日程で組む

モロッコで砂漠ツアーに参加したい人

満月の時期は砂漠も美しく幻想的な世界を体験出来ますが、空が明るく満天の星空ではないのでがっかりという事も。

日程の制約が無い場合には、新月の時期に砂漠ツアーを組み込むと満天の星空に天の川や流れ星が楽しめます。星空を楽しみたい人は新月に砂漠ツアー参加出来るよう日程を調整しましょう。

ベストシーズンは3月から5月の春又は9月から11月の秋

気候を重視する人

モロッコの夏は乾燥しているので地域によっては日本の夏よりも過ごしやすいです。

そうは言っても、マラケシュや砂漠の真夏は40度を超えた暑さのため日中は暑くクーラー付きの車かバス以外は外出出来ず時間を有効に使えない。

また忘れられがちなのは冬は日本同様に冷え込み、山間部は雪も降るところも。モロッコ人もオーバーやダウンジャケットを着込むほどに寒い。

というわけで、春と秋は朝晩は比較的涼しく気候は快適なのでベストシーズンだ。

ただし、特に注意が必要なのは冬季は強い雨が降ると山間部は雪になり、1日通行止めになり砂漠に行けない事も時々ある。バスが迂回して別のルートを通って目的地まで移動は出来すが、一週間から10日前後の短期旅行者の場合、飛行機に間に合わないリスク等や天候によって砂漠ツアー中止という事があるので出来れば冬季は外した方が無難。

 砂漠に行く途中、アトラスの雪山を超えなければならない!

冬季しか行けない人

マラケシュから砂漠に移動する場合、途中の通過地点であるアトラス山脈は標高が高いので積雪で通行止めになる事が結構あります。

そこで、他の季節は無理という個人旅行者は少し回り道になりますがフェズから砂漠、雨の洪水量次第では砂漠からフェズ、フェズからマラケシュに戻るルートが無難です。

※ただし年によってはフェズからの時計周りでも大雪で通行止めになる事もあります。その場合は臨機応変にバスチケットをキャンセルして、最善のルートを優先するのがベストです。

砂漠のメルズーガからは、経由地ワルザザードからマラケシュに直接行かずにワルザザードで途中下車し、南部のタルーダント経由でマラケシュに向かうと、遠回りにはなりますが高い山越えはないので積雪の影響はないです。

また、時間に余裕があればワルザザードからダルーダント経由でアガディールに行き、ここからエッサウイラ、エッサウイラからマラケシュの移動も山はなく、雪の影響がないので効率よく回れます。

出来るだけ旅費をおさえたい人

寒さに強い人は、クリスマスから年末年始以外の冬季のシーズンオフ時がお勧め。国営バスCTMバスやSupuratoursバスや宿泊施設はシーズン時には値上がりするのでその分の予算を買物やお土産などにまわせる。大概の宿泊施設は空いているので共有スペース等で静かに過ごしたい人やドミトリー希望者にもお勧め。ドミトリーで相部屋にならず一人で使用出来たりバスも比較的空いているので当日チケット購入でも移動に支障が出ない。

景色を優先したい人

4月から5月にかけて新緑の季節のモロッコはどの町も写真映えする。アトラス山脈をバスで移動する際、5月上旬前後には高山植物等の花畑も楽しめる。バスや電車で長距離の移動途中、景色は牧場も緑色で牧歌的だ。夏になると緑色の牧場の草は少なくなり茶色一色の景色になるのでイメージは季節でかなり異なる。

イスラム行事の断食月ラマダンと犠牲祭の時期は毎年異なるのでチェック要

断食月のラマダン

・ラマダン時期、日中は一部のお店しか営業していない

モロッコはイスラム教を国教とする国なので、日の出から日の入りまでの間、約30日断食するラマダンが毎年あります。この時期は日中営業している商店やレストランは少なく団体旅行者向けの一部のお店しか開いておらず閉まっているので知らないとびっくりします。お水を買いたいのにお店が閉まっている!ということも。お店が空いている時間、常に予備のお水等jを買っておこう。

特に地元モロッコ人に人気の地元料理がローカル価格で食べれる食堂での食事を楽しみたい人はラマダン時期を外すのが無難です。毎年二週間ずつ開始日が早まるのでネット等でラマダン時期をチェックしよう。

・イスラム文化を楽しみたい人にはラマダン時期もお勧め

但し、日の入り時の最初の食事の後はカフェに行ったり、家族連れで散歩や買物をしたりと大勢のモロッコ人が外出し、また旧市街メディナ等では子供向けのおもちゃが露天等に並ぶので夜は毎日お祭り気分を味わえます

また、普段店頭で見ない伝統的なお菓子やラマダンメニュー等もあり、イスラムならではの行事の雰囲気を体験出来ます。

・注意が必要なのはラマダン明けのお祭り前後

親戚の家を訪ねたり、ほとんどのお店が数日休業し、小さい町のタクシーも運行しない。そして、ラマダン明けは一斉に帰省ラッシュのUターンでバスがフルで満席状態。バス移動が出来なくなるのでラマダン明けに出国する場合、地方都市に早めに戻ることをお勧めします。

イスラム教の一大行事 犠牲祭

ラマダン明けのお祭りから約二ヶ月後に犠牲祭があり、一週間前からイスラム文化を体験出来る貴重な機会です。

この犠牲祭当日の朝に各家庭で一斉に羊をさばいて食べるため、犠牲祭前から至るところで羊が売られる光景に出くわします。

通常は近代的な街並みにある大型スーパーの駐車場スペースにも沢山の羊が販売されていたり、マンションの一階窓の鉄の柵に羊が繋がれていたり、バスの荷物を保管するトランク内で羊がいてメーッと鳴いていたりとモロッコ中至る所で羊だらけになるのでイスラム文化を垣間見れる貴重な時期でもあります。

ただし、この時期は日本でいう正月の帰省ラッシュと同様で、ヨーロッパやその他海外に住むモロッコ人が帰省し、また大都市カサブランカやマラケシュで働くモロッコ人が里帰りするので飛行機、フェリー、バスや電車等の公共の交通機関が犠牲祭前後は大混雑となります。CTMバスは既に一週間前より満席で、民営バスは料金が倍近く上がるので早めにネットでCTMバスやSupuratoursバスのチケットをおさえておこう。

モロッコ滞在に必要な最低滞在数

・最低でも滞在日数は1週間

・出来れば10日間から2週間あるといい。

シェンゲン協定でヨーロッパを出国しないといけない人には90日間滞在出来る。日帰りでもいったん出国すれば再度観光ビザで90日滞在可能だ。

ツアー又は個人旅行か迷った時の判断ポイントの交通機関

・初心者向けは団体旅行のパッケージツアー。安くて安心。

・自由に安心したい派には、旅行会社の個人ツアー。割高だが、写真ストップも融通が効く。

・砂漠のみマラケシュ発のホテル主催のプチツアー参加。他は個人で移動。砂漠には夕方着いて翌朝出発するため、天候によっては星が見えずにがっかりすることも。砂漠に少しいたい人には物足りないが、日程に余裕がない人にお勧め。

・個人で全て移動。好きな場所に好きなだけ滞在出来、自由な旅が出来る。砂漠を含めて主要観光地は全て公共のバスや鉄道で移動可能。砂漠ツアーは砂漠のホテル主催のツアー参加が可能だ。砂嵐や曇りなど、砂漠ツアーで天候が良くない場合、現地ホテルを延泊して調整出来る。一日ずれただけで満天の星空の写真が撮れる。

何と砂漠メルズーガまでは公共のバスで一人で移動出来ます!

・公共の綺麗なSupuratoursバスが砂漠まで直通で運行!

マラケシュからは約12時間

フェズから約8時間

というわけで実は個人旅行もしやすいのです。砂漠のホテルに事前に予約しておけば、日本人に人気のあるホテルはバス停まで無料でスタッフが迎えに来てくれるので夜の到着も安心です。

マラケシュ空港から

・市営バスで30dh。市内の鉄道駅やジャマエルフナ広場まで30分程で移動可。

・短距離用のプチタクシーは100dhで10分で移動可。

カサブランカ空港から

・カサブランカ市内まで

空港発の電車でカサボヤージャ駅又はCTMバスターミナルや市内のホテルが集中している新市街中心地のカサポール駅まで40分で移動可能。

・マラケシュやフェズまで

カサボヤージャ駅で乗り換え、プラス4時間で移動可能。

・シャウエンやエッサウイラ

カサブランカからバスで約6から7時間。エッサウイラはマラケシュからバスで3時間。マラケシュに夕方到着出来るならsupuratours バスで最終19時発でエッサウイラに22時着のプランも可能だ。

個人旅行者向けのお得なルート

・短期旅行者向け 効率良く旅するには

早めに飛行機のチケットを手配出来るならばカサブランカではなくマラケシュ着が乗り継ぎ時間を省け効率良い。

・荷物が少ない人はLCCでヨーロッパから移動するのが早くて安い。

ヨーロッパから早めに予約すれば片道30€でマラケシュ空港に移動出来るのでフェリーの移動よりも安くなる。

・ただし、直前予約で、モロッコ着の飛行機の値段が高くなってしまった場合の裏技

スペインのマラガ空港着、マラガからフェリーでタンジェに入るのもお得。

日本からスペインのマラガやマドリードまでの飛行機は、安い時期は運輸税込みで往復5万円。マラガからフェリーでタンジェ。又はマラガからメリヤまで5,000円、相乗りタクシー10dhでモロッコナドール着というルートも。

マラガからアルヘシラス又はタリファまでバスで移動し、タンジェ港までフェリーで移動であれば毎時フェリーは運行しているので直前の移動も可能だ。

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