rrモロッコ政府は新型コロナウイルスの拡散防止策として3/15付で国際線の一時停止を発表し、その翌日の3/16付でフランスやアメリカ同様にカフェやレストランなども一時閉鎖を決定しました。
カフェ・レストランだけでなく、映画館、スポーツ施設、ハマムなども対象で3/16の18時より新たな通知があるまで一時閉鎖となり、いつ解除されるか全く未定です。
3/16の日中まではハマム(スチームのあるモロッコ銭湯)から賑やかな子供達の声が聞こえたり、カフェも普通通り賑わってたけど、3/17の町中のカフェやレストランは全て閉鎖して本当にびっくり。
町の中は道路もひっそりしていて、断食月のラマダンが始まったみたいだニャン。でも、村の方は、いつも通り女性たちがいつもと変わらず畑仕事していたから、いつもとあまり変わらない雰囲気だからまだ信じられないね。
カフェ・レストランは一時閉鎖、生活必需品の商店や施設、レストランの宅配サービスは適用外
モロッコで発表されている感染者数は3/14時点で17、3/17時点で38でフランスやスペインより遥かに少ない数値ですが、国際線の一時停止とレストランやカフェなどの一時閉鎖など早急に対応しております。
毎日新たな発表があり、モロッコ市民の日常生活に直で影響するので、モロッコ在住者としてはモロッコ人からの情報ネットワーク以外にフランス政府や周辺国家の対応も日々チェックしています。
というのもモロッコの法律はイスラム法以外にフランス法の影響を強く受けているので、フランスの対応をチェックしていると今後のモロッコ政府の対応を予測するのに参考になります。
一時閉鎖の対象外は、市場、日常必需品を扱う商店、レストランの宅配サービスのみ
3/17に町に出かけると、やはりいつもは賑わっているカフェやレストランは完全に閉まっていました。
但し、レストランの宅配便は一時閉鎖の例外となるので、一部の店舗の入り口が少し空いているところは、ピザだけテイクアウトを対応していました。
まだ、モロッコ内にいる外国人旅行者や自宅待機出来ず町中で仕事をしている人が、買いに来てましたが基本はメニューを店外でチェックし、一人づつ距離を置いて対応していました。
ピザ屋は持ち帰りや宅配などのテイクアウトは例外
カフェ・レストランなど一時閉鎖。但し、解除日が未定
モロッコの国際線を一時停止、カフェ・レストランも一時閉鎖となりましたが、解除日が未定で、かなりの自営業者は経済的に大打撃を受ける可能性が高いです。
レストランでの宅配便の例外対応がありますが、大都市のオフィスを除き一般家庭では持ち帰りや宅配の習慣がなくニーズがあまりないので大半のお店は完全に休業しております。
新型コロナウイルスは欧州で更に被害がひどくなっているので、モロッコの飲食店の営業禁止が長期化する可能性は十分考えられます。ただし、ウイルスの感染数値が急激に増えなくても、かなりの飲食店オーナーや従業員の日々の収入がなくなり、政府の援助もあるとの事ですが感染リスクのみならず今後の治安がどうなるか日々チェック要の状況です。
最近のモロッコの新しいカフェやレストランはお洒落なカフェバーのような蛍光色の青色のライトが入っていたりとモダンでとてもおしゃれな店内です。かなりの内装費とローンを組んでいるお店がどんどん増えてきているので、営業再開まで長期化するとかなり厳しい状況になりそうです。
町中が静かすぎてモロッコっぽくないね。
モロッコの場合、毎年約30日間断食ラマダンがあり、通常モロッコ人向けのカフェやレストランはその30日間休業するので、1ヶ月くらいの閉鎖なら何とかなりそう。
でも、国際線の一時停止でモロッコ全土が封鎖されたので、砂漠ツアーのランチで団体客が利用していたレストランは大変。ツアー向けレストランはラマダン中も含めて通年営業していたから、外国人の団体旅行者のツアーがないと世界の観光地同様に経営が厳しいです。
早く美味しいモロッコの地元料理店で食べたいニャー！ 露天のお菓子屋も見かけないから手作りの美味しいスイーツも恋しいなあ。
