フランス語留学といえば、まず思い浮かぶのは=高額な費用だと思います。
家庭の事情など資金的にかなり余裕がある人を除いて、一般には語学を習得する以前の段階で厳しい現実の壁を乗り越える必要がありとても大変です。
大半の場合、
★フランスでの生活費、授業料、渡航費、ビザを含めた留学手続き費用など高額な費用がかかってしまい、留学費用を考えただけで無理!と諦めてしまう
又は
★頑張って貯金全てを費やしたが、せいぜい二ヶ月間だけ、または、ようやく学校やフランス語に慣れた頃に予算が尽きて泣く泣く帰国・・。
ところが、実は予算や時間があまりない人でもフランス語圏で格安で短期から長期で留学出来る国でお勧めは、モロッコ!!です。
理由1)モロッコの物価はフランスと比較してとても安いので最小の留学費用
1、物価がフランスと比較して一桁安い
例えば、
・フランスでコーヒー1杯 1€〜2€
●モロッコでは
フライドポテト付きサンドイッチ1つ食べれる。
ピザ マルガリータやハンバーガーが1つ食べれる
2、日常フランス語があふれ、フランス語の学校もあるフランス語環境
・語学学校の生徒は一部の外国人を除きモロッコ人なので、モロッコ人が通い易い安い値段設定からある
グループレッスンなら、週二回のレッスンで1時間あたり
500円以内。
・夏季は、フランス語を学ぶスペイン人が多く、短期集中でかつお手頃価格の夏季集中コースがある
3、90日以内の滞在期間の学習なら留学ビザ不要
・長期的に時間が取れない、予算があまりない、とりあえず短期間で試してみたいという人には手続き不要の観光ビザのみでスタート出来るので金銭的なリスクが最小に抑えられる。
4、フランスまで近いので、中級レベルからフランスでチャレンジする事も金銭的にも時間的にも簡単に可能
・初級者レベルの人は物価の安いモロッコで基礎固め。
・中級者レベルになって自信がついたら、フランスで更にステップアップで留学期間の費用を大幅に縮小可能。
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理由2)かつてはフランス領で、日常フランス語環境あふれている

パリから飛行機で3時間のモロッコは、アラビア語を話すイメージがありますが、
・近所の商店で買い物する際にもいちいちフランス語で話しかけられます。
・バスや列車のチケット購入、ホテルの予約、アパート探し、手続きその他全て、フランス語(一部の年配者はモロッコ語)で聞かれます。
アラビア語を勉強していて、アラビア語で聞いてもフランス語で返されてしまう程、フランス語の毎日。
★過去、一時的にフランス領。フランス語も公用語の一つ
・モロッコでは幼稚園からフランス語を学び、フランス語を話すモロッコ人が沢山
★大都市から砂漠までフランス人が沢山住んでいる
★公式文書はアラビア語とフランス語で、町の至るところにアラビア語以外にフランス語が併記
・レストランのみならず軽食屋のメニューもフランス語
・日常の食品や商品、医薬品のほとんどにフランス語も記載
・駅のアナウンスやラジオとテレビはフランス語とアラビア語で解説
理由3)フランス留学中の日本人が少ない
モロッコは日本人に人気のある観光地でもあるので、毎日団体旅行や個人旅行中の日本人に会う機会はありますが、フランスのように住む日本人は少ないので、日本人とだけつい付き合ってしまったり、日本語を使ってしまわず、フランス語を使わざるを得ない環境
理由4)英語があまり通じないのでフランス語を使わざる得ない環境
お土産屋など一部の人は簡単な英語を話しますが、基本的には英語が通じないのでフランス語を使わざるを得ないフランス語学習者には必然性のある環境
モロッコでフランス語を学ぶ際のお勧め都市
大学生が休学又は交換留学以外で、語学学校に通いたい場合、
大西洋沿いの世界遺産の町 エッサウィラがお勧めです。


カサブランカの新市街には、フランス語以外にドイツ語、スペイン語、アラビア語を学習出来る学校が沢山あります。
ただし、治安があまり良くなく、物価が高く、広いので通学までの交通費もかかるため、その他の都市をお勧めします。
★エッサウィラ
メリット
・中都市だが物価が安い。安宿もある。
・小さい町なので、旧市街メディナ内のホテルやアパートに滞在すれば徒歩10分圏内で通学可能。通学費を節約出来ます。
・ラバトと比べて授業料がかなり安い
・他の都市ほど学習者が少ないので、グループレッスンでも
効率的
・ビーチが学校から徒歩5分圏内。観光場所旧市街メディナ内にあるのでカフェやレストランが多く、気分転換しやすい
・フランス人経営のカフェやレストランやホテルが沢山あり、小さな町なのでフランス人と友達になりやすい
・日本人好みの魚介類が安く食べれる
デメリット
・夏季のグループレッスンで人数が定員に満たない場合、レッスンがすぐに開始しない
・学習者が多くないのでグループレッスンのレベルに開きがあり、初級者はついていくのが大変
★ラバト
メリット
・大学や語学学校が充実
・学生寮やホームステイ環境が充実しているので1年前後の長期学習者向け
・大都市で外国人も生活し易く便利
デメリット
・物価がモロッコの中で一番高い。
・同じ語学学校でも授業料が異なり、授業料、アパートやホテル代、日常生活費全てがモロッコの中でとても高い
★マラケシュ
メリット
・短期学習者向けプログラムが充実
・ラバトよりも授業料が安い
・旧市街メディナ内に一泊800円程度の安宿があるので、アパート探しなどの手間不要。
デメリット
・モロッコの中では、治安があまり良くない
・グループレッスンの人数が多いのでレベルについていけないとあまり身につかない
・6月から10月まで非常に暑く、7月と8月は40度を超えるので
夏季はあまり勉強に集中出来ない
★フランス語の学校はないが、フランス語に触れられ、日本人が長期滞在し易い環境
長期滞在者向けに安宿があり、物価も大都市と比べて安い
・シャウエン
・ティネリールやトドラ渓谷(フランス人が住んでいる)
・メルズーガ砂漠(6月から10月までの夏季を除く)
アフリカのフランス語圏では一番治安が安定
・パリは日本人に人気のある観光地の一つでもありますが、実際は市内の地下鉄や路上などでスリにあう日本人被害者が沢山います。
・モロッコも大都市の一部ではスリがありますが、ヨーロッパほど巧みではないため、通常の注意で盗難などの被害にあう確率はかなり低いです。
・西アフリカのセネガルのフランス学校で学ぶ人もいます治安面ではモロッコが安定しており、長期滞在可能な安宿も沢山あります。
モロッコからフランスまでの航空券は格安
フランス語圏に西アフリカのどの国も飛行機代は片道2万円近くかかりますが、モロッコからパリまでLCCを使用するなら、5千円前後で移動が可能。
・留学としての旅費が格安。
・航空券が安いのでフランスに何度も行きやすい
短期学習者にもお勧めの学校
日本にもあるフランス政府運営のInstitut Français語学学校は短期学習者向けにレッスンがあるのでトライアル的にも学習し易いです。
・授業料が安い
グループレッスンの場合、1時間500円前後。
・文化的なイベントも定期的に開催されているので学習以外にも楽しめる

※Institut Français学校の資料より引用。
以上の理由から、フランス語留学を短期または格安で学びたい人には、モロッコがお勧めです。