東南アジアやオーストラリア、ハワイなどの海外生活に憧れ、海外移住する日本人が年々増えてきましたが、タイやマレーシアなど以前の情報よりも物価が上がっていたり、不動産を購入しないとビザを取得出来ないなどハードルが高いので、いざ海外生活をチャレンジしたいとなると人生一大決心が必要です。
将来海外で生活してみたいけど、
・語学に自信がない
・海外の不動産を購入するほどの資金がない
・滞在許可の手続きが難しそう
・フランス語初歩レベルでフランス語圏へ留学したいがフランスの生活費は高くて短期間しか無理で思い切れない
など不安で一歩前に進めず、あっという間に時間だけ過ぎてしまうか、退職までコツコツ貯めた一生分の貯金を海外の不動産を購入し、海外移住手続きに投資したが、結局その国の生活が合わず日本に戻ってしまう人も実際多く、海外移住のリスクはやはりとても大きいです。
また、最初は夢のようなビーチリゾート圏での海外生活も長く滞在していていると日本の日常生活同様に新鮮さがなくなり、
・毎日ビーチとゴルフ生活に刺激がなくなった
・歴史的建造物など歴史や文化・芸術をもっと堪能したい
など、海外生活の現実の壁にぶつかってしまいます。
でも、最初に海外移住の手続きに資金と労力を費やし過ぎて
ヨーロッパなど歴史の深い他の国に旅行したくなっても余程資産がない限り資金不足で贅沢は出来ないのが現実です。
そこで、こんな不満を解決しつつお手軽に安価で海外生活を楽しめる超穴場の国があります。
日本人に人気の海外移住先ランキングにまだまだ入っていませんが、実はヨーロッパ旅行好きにもお勧めしたいのがモロッコを拠点とした海外生活です。
観光ビザ手続き不要で90日間滞在。1年間の最長滞在日数に縛りなしのモロッコ
初回の観光ビザの期間が1ヶ月しかない。
初回の観光ビザや延長する場合に更に手続きや手数料が必要だったりで海外で長期滞在するには何かと出費や労力を使います。
★マレーシア
観光ビザで90日間滞在可。
ただし、1年間の最長滞在日数は180日間まで。
★モロッコ
観光ビザで90日間滞在可。
1年間の最長滞在日数に制限がなし。
スペインなどヨーロッパに一時出国を繰り返し、2年間モロッコで長期生活している人が結構います。
手続きが不要なので、費用と精神面の両方で負担が少なく、長期計画は不要です。
私の場合、たまたま短期の2週間の旅行でアフリカに大自然、アラビックとヨーロッパを融合したエキゾチックな雰囲気、歴史的建造物の多さや歴史のある独特の世界にすっかりはまりました。
2度目の旅行で家具付きアパートを短期間借りて、地元の人が行く市場や商店で買い物した事がきっかけで観光ではない海外生活のローカル体験に味をしめてしまい、結局気づいたら13年も住むことに。
実際10年以上住んでみて思うには、海外生活したい日本人がトライアル的に1ヶ月から3ヶ月間から始めて、自分に合えば更に長期滞在し易い環境や条件がモロッコにある超穴場であること。
資金は沢山投資したくないがとりえず一度海外生活をしてみたいという海外移住の入り口としてモロッコはまさにお勧めです。
モロッコ発の飛行機やフェリーは安価。どこの国に行くのも便利
★日本に住んでいるデメリット
・東南アジア以外は海外のどこに行くにも遠く、旅費の大半は飛行機代に出費
・海外発よりも日本発航空券は割高傾向
・家賃や不動産が非常に高いので毎月の賃貸の負担が大きく、一般のサラリーマンはマイホーム購入のために一生の大半は住宅ローン支払いのために働く人生
★モロッコに住むメリット
・タンジェ港からスペイン最南端タリファまで高速船でたった45分で行ける
・ヨーロッパまで平均2から3時間前後と近く、LCCや飛行機が安くて便利
例 マラケシュ空港からポルトガルまで15€やスイスまで30€など超破格的な値段で短時間で行ける
・北米、南米、オーストラリア、インド、中東、アフリカのどの方面に行くにも近くて安い
・直前でもタンジェ港やナドール港からスペイン、イタリア、フランス行きのフェリーで安く移動できる
スペイン、ポルトガル、フランスの影響でアラビックとヨーロッパの雰囲気が融合しエキゾチック。東南アジア並みの格安物価
・ヨーロッパの影響を強く受けているので街並みはアラビックなのにヨーロッパの雰囲気を楽しめます。
・観光客向けのお店やレストラン以外の物価が東南アジアレベル並みに安い
・月10万円の年金や月8万円のフリー収入があれば貯金を崩さずモロッコ内の生活は十分楽しめます
・賃貸料やホテルが安い。プール付き高級ホテルでも5000円から1万円で宿泊出来る。マラケシュの安宿なら、1泊800円から泊まれます
観光ビザなら手続き不要。EU圏のシェンゲン協定対策にもお勧め
・観光ビザだけで、90日間の長期滞在可能。日帰りでスペインに出るなど出国スタンプがあれば、再度90日間の滞在が可能。ビザ取得のために資金と労力不要。一時出国の旅費も事前にLCC航空券を予約することで往復5000円程度ですみます
・EU圏のシェンゲン協定の対応として、モロッコで90日待機すれば、またヨーロッパを観光出来ますが、モロッコまでの旅費や滞在費は他国に比べて安いので出費が少なく、ヨーロッパ旅行に予算をたっぷりまわせます。
フランス語圏なのでフランス留学前後に語学を格安で学べる
・モロッコにはフランス人も結構住んでおり、モロッコ人もフランス語を話すのでフランス語を日常使う環境が沢山あります
・外国人向けのフランス語レッスンが短期と長期で安く学べる学校があり、生活費も安いのでフランス留学前後に安くフランス語圏での海外生活体験をしながら語学をレベルアップできます
・アラビア語とフランス語が公用語ですが、誰かしら簡単な英語が分かる人がいます。小銭程度で日本語を話す人を探してもらい簡単に通訳してもらえますし、日常生活は複雑なビザなどの手続きが不要なので、日常生活は翻訳アプリで何とかなりかす。
豊かな自然環境と安くて美味しい旬の食べ物。日本人の口にあう野菜や豆を豊富に使ったモロッコ料理
・地中海、大西洋でビーチ、4000m級のアトラス山脈、サハラ砂漠やオアシスなど豊かな自然環境で刺激がたくさんあります
・日本のような四季があり、季節感を楽しめます
・ローマ遺跡、ボルトガル建築に要塞跡、イスラム建築、アフリカンミュージックや伝統音楽、伝統舞踊など芸術や文化面でも充実
※最初の1ヶ月はビーチを楽しめても、山や他の環境が恋しくなるものです。
・日本人好みの魚介類やお肉、野菜や果物が新鮮で安い。
イワシは5匹で5dh(約1匹12円)、網目模様のメロンが1キロ7dh(1個で約100円)、鶏肉は1キロ350円前後。
・激辛スパイスは少なく、白米はどこでも簡単に買え、豆料理や野菜たっぷりのモロッコ料理
・フランス人などの影響でレベルの高い美味しいスイーツやパンを格安で楽しめる
モロッコと聞けば、タジン鍋や砂漠ツアーのイメージしかない人が多いかと思いますが、短期間の旅行だけではなく、日本人が長期海外生活をするのに便利な環境が沢山あります。
今まで海外生活や海外移住に行動を移せなかった人にもお勧めしたいです。