モロッコを拠点に他国へ空路で移動する場合、早めに予約していればLCCが安く便利。
マラケシュ、フェズ、タンジェ、エッサウィラ、アガディール、ナドールの空港から沢山の便数が運行していますが、ライアンエアーのように事前にEチケットを印刷して用意しないと追加料金が発生する航空会社があります。
ホテルのフロントで印刷を頼めない状況でも、モロッコでは各町の繁華街の至るところにネットカフェがあるので簡単に印刷出来るのでとっても便利です。
ネットカフェは「CYBER」の看板が目印
モロッコのネットカフェはサイバー(CYBER)といい、飲み物等はなく、あくまでネット専用のスペースです。
携帯電話店や文房具等が並ぶ繁華街の看板を良くみると「Internet」または「Cyber」と表示されており、一階であれば入り口から数十台のパソコンが並んでいるのが見えます。
写真: ネットカフェ
繁華街のメイン通りにある1階又は2階に沢山あります。
要チェック!! → ネットカフェでも外国人価格がある
モロッコはフランス語圏なので、普段は英語がほとんど通じないが、ネットカフェのスタッフさんはわりと簡単な英語が話せたり、英語も読めたりするので意外と簡単にコミュニケーション出来ます。
入口に掲示されている値段表をまずチェック
入口から入ると受付スタッフの座るカウンターがあり、利用料が掲示されています。
平均的な値段は以下の通りです。最近はスマホ保持者が増えたのでパソコン利用者は少なくネットカフェ内は閑散としているので、今後はネットカフェは減少し、印刷代も変わる可能性がありますが2019年2月時点では過去13年前と変わらないです。
・30分の使用料 2.5dh
・60分の使用料 5dh
・モノクロ印刷 1〜2dh/1
要注意!何とネットカフェにも時々外国人価格あり。
以前、急いで印刷したいと思い、旧市街メディナのメイン通りにあるきれいな雰囲気のネットカフェを利用したのですが、印刷すると紙の一部に縦線が何本か入ってしまい、これでは困ると紙を見せた後に再度印刷を依頼。少し縦線が薄くなってきたので、再度印刷を依頼。
そうして7部印刷し、支払いをしようとしたら、「65dh」と言われて、何で!?と聞くと値段表を指さされた。
その時に知った利用料は、
・利用料 60分 30dh
・印刷 5dh/1部
印刷のために画面を開いたほんの5分程度の利用料でしたが、60分の利用料と通常は上手く印字出来なかった分は破棄されるので印刷部数としてカウントされませんが今回は破棄分の枚数を含めた5dh×7部分の35dh+1時間のパソコン使用料30dhの合計65dhという精算でした。
モロッコ人が同じ状況だったらそんな値段にはならなかったと思いますが、スタッフさんの英語が流暢だったので外国旅行者をターゲットに運営している店なのだと後から知りました。
それ以来、必ず値段表はチェックしています。
通常、印刷程度のパソコン利用料はせいぜい30分の利用料または印刷代のみの料金の2dh程度です。
※単なる印刷では割高ですが、イレギュラーな事など印刷以外で困った時には英語で対応してくれるので、そういう場合には便利です。
故障の場合もあるので印刷可能か質問要。
画面をようやく開いて印刷をお願いすると、プリンターが故障という場合があるので、事前に確認することは大切です。
印刷したい時、フランス語で何というか?
最近はほとんど英語でプリントしたいで通じますが、メインのスタッフがいない場合などはフランス語で説明する必要があったりします。その場合には、
Puis-je l’imprimer? と紙に書いて見せましょう。
WIFI対応の印刷不可。USB持参がスムーズ
・パソコンを開くとキーボードがフランス語またはアラビア語表示になっており慣れるまで使いにくいので、可能であれば印刷したいページをUSBにダウンロードしておこう。
・USBがない場合には、最初に印刷したいと伝えるとプリンターに繋がっているパソコンに案内されます。
※パソコンの画面を開いてから印刷したいと伝えても、プリンターに繋がっている機種は限られている場合が多く、再度別のパソコンで画面を開き直す手間がかかるので注意。
キーボードはフランス語またはアラビア語対応だが、日本語入力も可能な場合あり
日本人が立ち寄る主要観光地のネットカフェでは沢山の日本人が利用していることもあり、既に日本語入力のソフトがダウンロードされており、右下のタブを開くと文字入力がアラビア語とフランス語と日本語になっている場合があるので最初に右下のツールをチェックしよう!
もし、見つからない場合には、日本語を入れてもらえないか頼んでみよう。スタッフさんはPCに詳しい人が多いので無料で簡単にダウンロードしてくれる時もあります。
トイレは事前にすませておこう
スペースが狭かったり、工事費がかかるのでトイレがない、または日本人レベルではとても利用出来ない衛生状態のトイレの場合があります。
日本のネットカフェはシャワーまで完備されていたり、化粧直しの出来るカウンターがありますが、モロッコの場合はトイレがないものと思い、滞在時間がかかる予定であれば事前にすませておくのが無難です。
田舎の古いネットカフェのトイレはアラビア式トイレで便器の排水パイプが細く詰まりやすいので、でこんなフランス語の張り紙がトイレ前に貼ってある時があります。
「S.V.P. Pipi seulement」
トイレは小のみでお願いします。(大はご遠慮願います)
モロッコは、特に夏場は体調を崩したりでお腹が緩みやすいですが、大はダメと記載されていると心理的に急にトイレに行きたくなったりするのでトイレがないネットカフェの場合には気をつけましょう。