モロッコで使用するお金は基本はモロッコディルハム です。一部の大型ホテルやお土産屋でユーロやクレジットカードを使えますが、公共のバスや列車、大半のホテルの基本はモロッコ通貨で現金決済です。
どこでもいつでも簡単にモロッコディルハム に両替出来ますが、ユーロなどに戻す両替は一部の場所でしか対応しないため手数料は多少無駄になるが、盗難のリスクみ含めて両替は必要分をその都度行うのが無難です。
モロッコディルハム へ両替
モロッコディルハム への両替場所
日本ではモロッコ通貨は無いので、モロッコ入国時にモロッコの空港又は港で両替します。
・両替出来る場所
銀行と両替所とATM、一部のホテルのフロントの両替所
・お勧め両替所
為替レートや手数料は両替所により異なり、一般には空港や港は割高なので、最低限の現金のみ両替するのがいいです。
ユーロ、ドル、日本円から両替可
・日本円からも両替可。
日本から来る場合、手数料などが余計にかかるので事前にユーロやドルに両替する必要はないです。小さな都市の両替所でも何と1000円でも両替してくれます。
では、田舎でもCTMバスやSupuratoursバスが発着する規模の町には銀行と郵便局と両替所、及び現金引き出し用ATM機があり、盗難リスクを考慮すると現金はその都度必要に応じて用意すれば十分です。
例 :エッサウィラ、ワルザザード、ティネリール、エルフード、メルズーガ(メルズーガ村のみ。ハッシュドビヤッド村は無し)、フェズ、メクネス、シャウエン、ティトアン、タンジェなど。
モロッコディルハム の紙幣と小銭
紙幣と小銭の種類
・200dh(約2500円)、100dh(約1250円)、50dh
・コイン 10dh、5dh、2dh、1dh
★紙幣は薄く直ぐに切れてしまうため、セロテープで繋げている場合がよくあり。お釣りでもらった際、セロテープで繋げている紙幣がないかチェックしよう。稀に受け取ってもらえい場合あり。
ATM引き出し限度額
・大半の銀行やATMでの一回辺りの引き出し限度額は2000dhです。
・2019年度になると大半のATM機での現金一回あたりの引き出しに手数料29dhが発生します。一部、緑色の看板BMCI銀行は現時点で手数料無し。
ATMは現金ゼロの時もある
砂漠や週末やラマダン明けのお祭り、犠牲祭前後のイスラム行事の前後は、沢山の人が現金を引き出したり、セキュリティー上、現金を最小限しかATMに入れておかない金融機関があるため、数カ所全て現金が出ない！という事もあります。
砂漠の村や週末前に多少予備用の現金を用意するのが無難です。
週末や祝日や営業時間外のATM利用は避けよう
ネットワークが遅い場合やメンテナンス上、ATMから現金が出てこない！カードが出てこない！という事が時々あります。
・平日の営業時間内であれば、パスポートで身分証をチェックすればスタッフさんがカードを出してくれたり、出なかった現金をいったん元の日本の銀行に戻してくれます。
・最近は、ATMは委託会社しかチェック出来ず、土曜日に吸い込まれたカードは、月曜日ではなく火曜日に受け取れると言われた人もいます。普段あまり使用しないカードに暗証番号などは三回間違えると吸い込まれてしまう場合があるので、間違えないように注意要です。
・ある銀行では、ATMは委託していて銀行員が対応出来ないので、後日クレジットカード会社とモロッコの銀行での交渉になり、交渉成立した場合、数ヶ月後に日本の銀行に戻るが、保証はないと言われた事がありました。ですので、手数料は無駄ですが、2000dh単位毎の引き出しで十分かと思います。
・ATMにカードを入れる前に、別の人が現金をしっかり引き出しし、受け取っているか確認要です。ネットワークなど問題がある場合、吸い込まれる可能性や現金が出てこない可能性が高くなります。
モロッコディルハム から円やユーロへ両替
モーリタニアやセネガルへ陸路で行く人は要注意！ 余ったディルハム は両替不可で、ユーロや円への両替は空港又は港のみ
小さな町で日本円も両替してくれるモロッコですが、モロッコディルハム を日本円やユーロに両替する場合、カサブランカやマラケッシュの銀行でも対応せず、あくまでも出国時の空港と港で、かつ一部の銀行のみです。
両替する際、元の外貨からモロッコ通貨に両替した際の領収書がないと拒否される場合があるので、両替又はATMで引き出しした際、領収書のコピーは保管要です。
※ATMのレシートのトナーは直ぐに数字が消えてしまうので、早めにコピー要です。(文房具やKioskでコピー可。1枚1dh。)
