モロッコの観光で気になる言語ですが、英語は公用語ではありませんが、通じない場合、親切に多少話せる人を探してくれたりするのでフランス語やアラビア語が分からなくても個人旅行は可能です。
モロッコの言語
モロッコの公用語はアラビア語とフランス語で、日常生活はモロッコ方言とベルベル語とフランス語で会話します。一部の地域でスペイン語も通じます。
かつては英語を学校で学ばなかったため、観光業以外の年配者はほとんど通じませんが、大学生は日常会話レベル、また若い世代の人達は片言で伝えれば最低限の観光に必要な程度であれば何とかなります。
スペイン語が話せる場合、英語よりもスペイン語の方が通じます。
バスや列車のチケットを買う時
列車やバスではアナウンスがあまりない
列車の場合、アナウンスはフランス語又はアラビア語で、バスはモロッコ語で案内されますが、駅やバス停到着の際にそもそもアナウンスがない時が結構あります。
何を言っているか分からなくても列車の場合の駅名はフランス語でも表記されているので列車の場合、目的地までの移動は問題なしです。
到着時刻が30分前後遅れる場合があるので下車予定の駅はGPSで位置確認し、フランス語表記の駅名を必ずチェックすると大丈夫です。
バスの場合は、アナウンスがまずないので、手前で降りてしまったという事が時々あります。
特に故障や渋滞で遅れていないようであれば到着予定時刻に停車した際、運転手に目的地のチケットを見せてバス停を確認する事をお勧めします。
チケット購入時はフランス語表記で日付と時間と目的地を書いた紙を見せよう
チケットを買う際、窓口で目的地を伝える時は口頭だけではなく手間がかかりますが必ずフランス語表記の書面で見せるのが間違いないです。
・目的地
・日付と出発時刻
・二人の場合は、人数
アラビア語の発音は日本語と異なるため、カタカナの地名をそのままカタカナ通りに発音すると違う地名に聞こえるか、どこの地名か全く分からないという事があります。
間違えやすい類似発音のカタカナ地名
時々ですが、夜行バスで朝着いたら、全然違う方向の都市に着いてしまったという事があります。
フェズの夜行バスでティネリールに行こうとチケットを買い、朝到着したら何とタンジェだった!!外国人の場合、フェズからメルズーガ→その後にティネリール→マラケッシュというルート又はフェズからタンジェという場合が多く、フェズからティネリールに行く旅行者は沢山いないので、窓口のスタッフはタンジェと聞き間違えてしまったケースです。
カタカナのティネリールをアラビア語でいうと、タンゲールとティンゲールの中間のような発音でタンジェとも聞こえてしまいます。
タンジェとアガディールとティネリール(タンゲール)行きは要注意です。
公共の交通機関の窓口は簡単な英語は可
民営バスターミナルを除き、通常外国人が利用する列車、supuratours バス、国営CTMバスは簡単な英語は通じます。
ホテルの受付スタッフは一部で英語可
団体旅行者向けの大型ホテルは英語や日本語を話すスタッフが常駐しており、小規模のホテルでも世界中の長期旅行者やバックパッカーが利用するホテルは簡単な英語や簡単な日本語も通じます。
有名観光地の土産屋は英語可
小さい店舗で年配の人が一人で切り盛りしているような土産屋を除き、ほとんど英語は通じます。
ただし、英語が通じるお店ほど常に外国人をメインに商売をしているので値切っても割高になりやすいです。
安く買い物するには英語が通じないようなお店がお勧め
流暢な英語を話すお店ほど外国人向けの値段設定で高くなりがちです。安く買いたい人は、身振り手振りで交渉するスタッフの方が説明はあまり理解出来ないが良心的な価格で買物出来ます。