個人でも公共バスで砂漠に移動出来る便利な交通網

交通手段
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モロッコ旅行で一番人気の砂漠ツアーに個人で参加する場合ですがマラケシュから公共のバス約12時間の移動でツアーを主催する砂漠のホテルのあるバス停まで一人で移動出来ます。主要な観光地のある町に行く場合も長距離路線もエアコン付きの快適な夜行バスを始め沢山の公共のバスが運行しているので個人でも手頃な予算で簡単に自由に移動出来ます。どんな種類があるか以下でご案内いたします。

主要都市間の移動に便利な鉄道、カサブランカやラバトなどの大都市での市内の移動は路面電車トラム

大都市間の長距離移動に便利な鉄道

カサブランカ空港、カサブランカ市内、マラケシュ、フェズ、タンジェ、ナドールまでの主要都市を網羅し、指定席の一等車と自由席の二等車がある。国営CTMバスは直前は満席になる場合が多いので、予約無しで長距離を移動したい場合にも鉄道が便利。フェズからカサブランカ及びカサブランカ空港までの区間は毎時運行、カサブランカからマラケシュまでは二時間おきに運行。長距離区間は飲み物等の車内販売もある。

長距離バスの移動でのトイレ休憩は3時間から5時間おきのみなので、小さいお子さん連れの家族や体調不良の場合、トイレがいつでも利用出来るので安心。料金はCTMバスよりやや高い。

長距離移動の鉄道利用時に気をつける事

事前にチケットを買う必要がないのが便利だが週末や夏休みの長期休暇期間はモロッコ人の移動も多くなり大混雑し一部の区間は立ち席になるので座って移動したい人は利用期間に注意要だ。カサブランカから途中乗車する場合の一部区間や、イスラム行事前後も混雑するため二等車は立ち席のみになる。直前のバスが満席で次のバス出発時刻までの待ち時間が長い場合には便利だ。夜間19時以降の車内は消灯するため女性一人旅の場合は日中のみ利用しよう。アナウンスが無い事がよくあるため、目的地前後の駅名を停車時に確認しておこう。

カサブランカ空港から市内のホテルや国営CTMバス利用時に便利な路面電車トラム

モロッコの鉄道駅前や国営CTMバスターミナル前でタクシーを利用しようとするとメーターは使用せずに高い値段が提示されてしまうがトラムが数分おきに運行しているので、カサブランカ空港からカサボヤージャ駅で下車し、市内のホテルに移動したり、国営CTMバスターミナルまで行きたい場合には値段交渉のストレスなく安く簡単に移動出来る。カサブランカのビーチリゾートのアインディアブに行く場合にも時間が少しかかるが終点で下車すればビーチ前まで徒歩1分なのでタクシーによる値段交渉トラブルもなく快適に安く移動出来るので便利。

 

砂漠や鉄道の通っていない中都市までの長距離の移動に便利なバス

主要な観光都市の全てにバスターミナルがあるので、バスだけでモロッコ主要都市を周遊出来る。

国営CTMバス、半国営Supuratoursバス、民営バスの三種類が毎日運行。

砂漠を除く主要都市まで快適に移動する場合

エアコン完備の国営CTMバスが便利。フェズ、メクネス、マラケシュ、カサブランカなどの大都市はバスターミナルが24時間営業しているので夜行の移動の出発及び到着時も安心。人気のあるフェズからシャウエン区間は常時満席になるので前日までにチケット購入するのが無難。ネット予約も出来るが、認証番号を要求するクレジットカードで対応。

砂漠に行く唯一の直行便バスが半国営のSupuratoursバス

鉄道会社のONCFが運営するので鉄道路線の延長をカバー。シャウエンからフェズ間の運行は無し。マラケシュ朝8:30発でメルズーガ砂漠に20:30着。フェズ発20:30に乗ればメルズーガ砂漠に翌朝7:30に到着し、当日の砂漠ツアーに参加出来、翌日は移動出来るので時間が無い人は時計回りのフェズ発で砂漠に行くルートがお勧め。メルズーガの人気のあるホテルまではバス到着場所から徒歩数分で行けるので個人旅行者にとって安くて便利。砂漠行きは本数が少ないので事前予約がいい。

本数が多く、小さい町まで網羅する手頃な値段の民営バス

お勧めはエアコン付きのSTCR社。CTMやSupuratoursバスより安く、夜間バスもあるので長距離の移動で時間を快適にかつ有効に使いたい人にお勧め。通常の民営バスより少し割高だがメンテナンスもよいので故障のリスクが少なく乗り心地もCTM並みだが、本数が少ないので事前予約が無難。シーズンで値段が多少変動するが、例えばトドラ渓谷のあるティネリールからマラケシュまでSupuratours が135dh、STCR社は120dh。夜行バスは20:30に出発しマラケシュには翌朝5時には到着出来る。

エッサウイラ23時発で翌朝5時にカサブランカ到着。午後に出国する人でカサブランカに滞在したくない場合にお勧め。

タンジェ行の夜行列車がなくなってしまったが、カサブランカ深夜発でタンジェ早朝着もタンジェ滞在したくない人には早くて便利。

バスの魅力は乗継した場合は始発料金になるが長距離で乗継がないバスほど、料金はお得になるのと、一気に長距離を移動出来る事だ。

例えば、ティネリール14:00発で翌朝7:30にはタンジェに220dhで到着出来るバスamlo社もある。

民営バスのデメリット

但し、一部のエアコン付きの快適な車種以外の民営バスは料金が安いがメンテナンスが良くないので故障のリスクがある。飛行機のチェックイン当日の利用は正確な時間に到着する必要がある場合はCTMやSTCR社が安心。

3時間以内の距離で急な移動で予飛び乗る感覚で利用するには使い勝手がいい。乗車時にチケットを買うシステムなので事前に手配する手間や予定が急に変更してチケットを無駄にする事がない。

タンジェからシャウエンや、エッサウイラからマラケシュ区間は外国人旅行者も利用し、値段は交渉制につき相場を知らない外国人旅行者は高いので値段を提示されてしまう事があるので、CTMバスのオンラインでおおよその値段を事前にチェックしておくといい。

子供連れなどのモロッコ人が大半なのでローカルな旅を味わえる。夏はエアコンが無く暑く、冬は山間部の夜行バスは非常にに寒いが、モロッコの主要バスを二人以上で旅する人にはCTM利用と比べて大幅に安く収まる。

 

市内の移動で重宝する手頃な値段で利用出来る相乗りタクシー

相乗りで手頃な値段で移動出来る短距離専用のプチタクシー、長距離専用のグランタクシー

・市内の短距離区間は軽自動車のプチタクシーで三人まで相乗り出来る。それぞれ乗車時にカウントするメーターシステムが付いており最短7dhの料金で走るが、主要観光都市やCTMバスターミナル、鉄道駅前、Supuratoursバスターミナル前は待機料金という名目でメーターで走らず高い料金を提示される。

大都市で利用する場合には流しのタクシーをつかまえ、メーター?と確認してから乗車するのがいい。

・長距離区間を走るグランタクシーは相乗りで6人から7人が同目的地にシェアして行くため、長距離区間を安く早く移動出来る。人数が定員に満たない場合は待ち時間がかかるが、急いでいる場合で希望のバスが既に満席の時や、田舎のバスの運行しない区間の移動では大変便利。シェアする場合は料金が固定しているが、同区間をチャーターする場合は往復の定員料金がかかるのでかなり割高。バス時間が合わない場合、一部の区間のみチャーターするという使い方は車の送迎よりも安くおさまる。

プチタクシーとグランタクシーの両者とも早朝と夜間は割増料金がかかり、夏場と冬場は割増料金時間帯が異なる。また、夏場はサマータイム期間とサマータイムでない期間で割増料金の時間帯が変わるので移動時間は確認要だ。

 

短時間で移動する方法

短距離のみタクシーチャーターも便利

希望のバス時間がないが日程が限られている場合、個人の移動では乗継が多く不便な場合には、一部の短距離区間のみタクシーをチャーターすると滞在数も調整出来て有効に周遊出来る。

小さい町の相乗りタクシーの運行時間が終了した後も割高にまるがタクシーをチャーターすれば遅いバス到着時もホテルに移動出来るので同じ日程でも多く滞在出来る。

 

一番早く移動出来るモロッコ国内線飛行機

本数が少ないが砂漠の入り口であるワルザザード、エルラシディアまで飛んでいるので最短の移動は国内線利用もあり。ワルザザード空港はパリ行きの便もあるのでカサブランカ、マラケシュを既に通過した人はパリ行きで出国するのもあり。

但し、アトラス山脈の上を低空飛行するため、風が強い日は急に運行キャンセルする等、天候の影響を受けやすい。

海外で運転慣れしている人にお勧めなレンタカー

 

ガソリン代は日本とほぼ同じ料金だが、ネット予約で1日250dhでレンタル出来るので一週間でモロッコを周遊したい人やバスで移動し出来ないルートへの移動や写真撮影にこだわる人に便利。但し、カサブランカやマラケシュやフェズの旧市街メディナなどは車間距離をほとんど取らずに走り、朝晩は大渋滞で事故も多いので運転に自信がある人のみお勧め。

 

カサブランカ、エッサウイラでの相乗り馬車クチ

 

一部の都市のみで利用出来るが、相乗りで乗る場所はローカルエリアを走りレトロな気分を満喫出来る。プチタクシーより安く途中下車が可能。

 

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