憧れのサハラ砂漠までは現地砂漠もガイド付きの四駆車がないと道に迷ってしまったというのは過去の話し。
現在、砂漠ツアーを主催しているホテルがあるメルズーガ村までは、綺麗な舗装道路の直通道路が開通しており、ガソリンスタンドもあるので、通常の小型の普通車で移動が出来る程とてもスムーズに。
ホテルをチェックアウトし、夜行バスの出発時間までカフェで数時間待ちという時間のロスも不要です。
料金もシーズンによって変動しますが、安い時期だと
★レンタカー代は、何と四人乗り小型車10日間の利用で1日約1200円。
マラケシュからメルズーガまで約520km。約8時間半。ガソリン代約5000円(約10.5dh/ℓ)で日本とほぼ同じですが、2名以上で通常バスが停車しない世界遺産にある町に行く場合にはバスより一日日程を短縮でき、安くなります。
※世界遺産のあるワルザザード アイトベンハッドゥの立ち寄り可能。プラス片道9km
★Suputatoursバスでマラケシュからメルズーガまでは220dhで約2500円。約12時間半。二人で約5000円。
荷物代5dh。但し、時々紛失する事有り。
早朝8時前後発のバスに乗るには、タクシー早朝割増料金で30〜50dhで約600円プラス要。
※世界遺産のあるワルザザード アイトベンハッドゥに行くには、タクシーチャーター300dh(バスで一人約30dh)、日帰りで行けないため、プラス別途宿泊費要。
★マラケシュからタクシーまたは旅行会社のツアーで一台2000dh
移動時間も短縮。二人以上ならバスやツアーよりお得なレンタカー。
バスは、途中主要な町で乗客が途中乗車下車したりで長距離移動であるほど移動時間以外のロス時間がかなりあります。
1)トドラ渓谷のあるティネリールから
★レンタカーがあればエルフード経由の直通でたったの3時間
★公共のバスは遠回りのエルラシディア経由で5時間
2)国際空港のあるワルザザードから
★レンタカーで約5時間半
お昼に出発、ランチ休憩しても夕方18時に到着可
★お昼に出発、夜21時頃到着
ホテルのスタッフが迎えに来てくれるホテルでない場合、夜道を歩く必要あり。またはホテルまでタクシーチャーター要(約50dh)
3)マラケシュからワルザザードまで
★レンタカーで4時間
★バスで4時間半
途中4000m級のアトラス山脈越えの急カーブで約3時間。バスは車体が長く、振動が激しいので車酔いが激しい。
4)メルズーガからフェズ
★レンタカーで約7時間。(700km)
★Supuratoursバス 一本のみ。
19:30メルズーガ発 翌朝5時フェズ着で約9時間半
北アフリカのモロッコの道路事情は、フランス在住者も驚く程に整備されて、基本は一本道。主要観光地に行く場合は完全舗装の綺麗な道路、大都市間は高速道路でとっても快適に旅出来ます。
ネットで事前に予約すれば、空港から利用出来、値段は10年前の6分の1まで下がったのでヨーロッパ人の個人旅行者が沢山利用し、日本人旅行者も徐々に利用が増えてくる程便利になりました。
モロッコでレンタカーが便利な理由
左ハンドルに慣れていない一人旅であれば公共のバスが安心ですが、海外で運転経験があり、国際免許証があれば、レンタカーは大変便利です。
レンタカーが便利な理由
★大半のバス出発時刻は早朝か夜間
外国人が利用する綺麗なSupuratoursや国営CTMバスは、早朝や夜間発があり、ホテルを早朝チェックアウト要(朝、朝食をホテルで食べれず、早朝チェックインは眠そうな嬉しくない顔で手続き。バスターミナルまでのタクシーは早朝割り増し料金発生)。
★通年サマータイムで冬季は朝7時半まで真っ暗
2019年より通年サマータイムを導入したためラマダン時期を除き日本との時差が8時間。
冬季はメルズーガ行きの朝8時発のバスは実際7時なので、真っ暗。ジャマエルフナ広場滞在なら早朝6時にはチェックアウト要。暗い迷路を大きなバッグで移動は治安面でも盗難リスクやトラブルの可能性あり。
★夜行バスは冬季でもクーラーで超寒く、寝不足
メルズーガからフェズまでの移動は夜行バスのみで、途中絶景の景色が見れない。真夏時、砂漠ツアー終了後、暑い砂漠で夜行バス出発時刻まで数時間待たないといけない。
真冬、バスの運転手が眠気防止のためにクーラーをつけている場合が結構あり、寒くてバスの中で眠れず、早朝5時の中途半端な時間にフェズに到着するので眠くて翌日効率的に観光出来ない。
★マラケシュからワルザザード、メルズーガからフェズのルートはアトラス山脈越えで急カーブが多く、車体の長いバスは振動も多く、揺れが激しいので車酔い者が多発。
★荷物は盗難リスクあり
預け荷物は有料でコード番号のついたシールを貼るが、バス下車時にバススタッフが毎回チェックせず、自分で荷物を受け取るため、紛失、盗難のリスク有り。
★バスのトイレ休憩タイムが少ない
通常3時間から5時間に一回しかトイレ休憩がない。真夏などお腹が緩む旅行者が増加するが、緊急時に停車してくれず、バスを乗り捨てないといけない。
★停車するレストランやキオスクが外国人価格設定で割高
バスがランチで停車するレストランは外国人旅行者向けで飲み物やお菓子やメニューの全てがかなりヨーロッパ価格設定の割高で、でも美味しいとは限らない。
★ツアー参加は追加ガイド料金が沢山発生
マラケシュホテル主催の砂漠ツアーはツアー料金以外に通常無料ですむアイトベンハッドゥ、トドラ渓谷で別途ガイド料金や割高なランチなど追加料金が発生。
★各主要観光地でタクシーを利用するさい、随時値段交渉要で外国人価格を提示されてしまい、通勤ラッシュ時間は流しのタクシーは随時満車で乗れず非常にストレス大。
モロッコの道路は実は大半一本道で整備済み
カサブランカ、マラケシュ、フェズなどの大都市の中心部を除き、モロッコの道路は基本一本道で舗装状況は良い。
主要観光地であればグーグルマップで問題なく移動可能だ。
・案内看板はフランス語とアラビア語だがフランス語はローマ字表記なので日本人でも理解可。
・移動中、随時目的地までの距離などの案内が随時あり
・主要観光都市までの移動中、ガソリンスタンドやキオスクが随時あり
・大半のガソリンスタンドでクレジットカードが使用出来る
・ガソリンスタンドのガソリン代とレンタカー代でクレジットカードを使用すればマイルを貯めれる。
カサブランカの新市街、マラケシュの旧市街メディナのジャマエルフナ広場周辺、フェズの旧市街は複雑で少し大変だが、事前に地図でルートをチェックしていれば、総合的にはレンタカーの移動は、時間、絶景ポイントでの写真撮影可、費用面から考えてお勧めです。