海外渡航でPCR検査を入国条件にする国が増えてきています。
今まで無症状だったのに渡航の為に検査した結果「陽性」だったら、
渡航が中止になったショックだけでなく、航空券、宿泊費などの
キャンセル料の支払いも頭が痛いですよね。

ガーン・・・。PCR検査が陽性だったよ。。保険会社に連絡したら航空券のキャンセル料は保険対象外って言われたよ。どうしよう!!

海外旅行保険って、旅行中の治療費や入院費とかは保険がおりるけど、特約を付けていないとコロナ感染とかでキャンセルした場合の渡航費キャンセル料は対象外の場合が多いから注意が必要だね。
もしもコロナに感染してしまったら?
海外旅行保険に加入していても、コロナ感染が原因で旅行が中止に
なった場合、一部のプラチナカード保有者(旅行キャンセル補償付)
などのケースを除いて航空券やホテルのキャンセル料は保険対象外
になるので、旅費が高額になる場合は特に万が一について考えて
おく必要があります。
2020年2月以降の海外旅行保険はコロナ対応に一部改定
現在の海外旅行保険は、コロナ対応に改訂したので
●コロナ感染による「疾病死亡」「治療費用治療・救援費用疾病治療費」
は基本の保険内容に含まれています。
よって、海外旅行中及び帰国後一定期間内の通院費や入院費は
渡航先で感染してしまっても高額な出費は不要となりました。
●基本の保険内容に含まれていないことは
渡航前に感染した場合の旅行キャンセル費用です。
もしも旅行前にPCR検査でコロナ判明、旅行キャンセル料は?
海外旅行保険に加入していても、例えば渡航先の入国条件で
PCR検査証明書が必要なため渡航直前に検査したら、
陽性だったなど旅行前に感染してしまった場合は大変です。
コロナで渡航キャンセルになった場合、一部の保険会社の保険を除き、
特約を付けていない場合は海外旅行保険対象外で渡航費の
キャンセル料や変更手数料は全額自費です。
特に搭乗時の48時間から72時間前のPCR検査結果が必要な
ケースは、出国直前に検査をし、出国前日または当日に結果が
出るスケジュールになるため、キャンセル料は半額以上から
全額の負担になってしまいます。

旅行キャンセル保険を特約でつけるメリット
保険会社により保険内容は多少異なりますが、旅行キャンセル保険を
特約で追加すればコロナ感染など渡航前のやむを得ない理由での旅行の
キャンセル料を保険会社が払ってくれます。
特約でおりる保険内容
●渡航前に病気やコロナに感染した場合の航空券やホテルの
キャンセル料または変更手数料
●渡航前の交通機関の遅延・欠航の場合で代替便に規定の時間内に
乗れない場合のキャンセル料
●海外ツアーのキャンセル料または変更手数料
●外務省の渡航中止勧告が出た場合の旅行キャンセル料
●家族の入院または死亡による旅行キャンセル料

特約追加だとコロナ感染だけでなく、ペットが入院した時の海外旅行のキャンセル料が支払われる保険会社もあるから便利だね。
海外旅行保険の特約ってどんな種類があるの?
基本の海外旅行保険に含まれない保険内容については、別途料金を払って
特約の保険内容を追加すれば、基本の保険に含まれない事由に
ついても保険がおります。
契約条件が異なりますが
●旅行キャンセル保険
●チケットガード保険
●旅行変更費用補償保険
などがあります。
似たような保険名でも保険会社によってカバーする内容も違うので、
必ず保険会社に特約の詳細を直接確認するのが間違いないです。
コロナ感染のリスクも考慮すると
やむを得ない理由で旅行をキャンセルした場合に備えて
旅行キャンセル保険などの特約保険を渡航前に加入しておくと
安心です。
旅行キャンセル保険の料金や条件
保険の加入期間や保険内容により保険会社毎に多少異なりますが、
航空券の全額キャンセル料と比較すれば金額的な負担も大きく
ないので万が一に備えて検討してみるのもありだと思います。
どこで申し込むか
●保険会社にネットなどで直接申し込む
●旅行会社で海外ツアーや航空券を予約する際、セットで
申し込む。例 HIS社やエアトリ社など
●保有するクレジットカードで特約が追加出来るか確認し
ネットで追加
旅行キャンセル特約の保険料の目安
全額100%または50%支払われる場合で保険料が変更しますが、
目安としては保険金額 5万円から10万円カバーで、保険料が
約1000円から5000円前後になります。
※旅行会社HIS社の「HISキャンセルサポート」という保険は、
最安1000円の保険料で海外旅行ツアーや航空券、ホテルなどの
キャンセル費用をカバーするというのもあります。
加入日の制限
●保険加入日の制限
保険会社によって加入日の受付期間が異なり、保険料も
直前プランだと割高の傾向があります。加入時期の検討も
必要です。
・出発当日まで加入可能なプラン
・ツアーまたは航空券の支払いまでに加入が必要なプラン
・キャンセル料全額または半額のみ支払われるプラン
特約保険で注意するポイント
保険がおりる条件や制限は、かなり細かい字で書いてあるので
保険会社別の保険内容比較はとても難しいです。
でも、コロナ感染による旅行キャンセル費用については
「出国の数日前に感染」した場合、「出国前日に感染したが入院が
3日後」で保険金が請求対象外という保険もあるので、
●通院、入院の日付が出国日の前後で何日間カバーしているか。
●軽症につき、担当医師に自宅またはホテルで経過観察と言われ
通院または入院をしなかった場合で医師の診断書があれば
保険がカバーされるか
などを特にチェックしておきたいです。
旅行会社のツアー参加か個人旅行か、または航空券のタイプでキャンセル料が異なる
キャンセルになった場合は、一般的には個人旅行よりもツアーの方が
保険のカバー範囲は広く、個人旅行で格安航空券の場合のキャンセル料は
当日でなくても全額負担の場合が多いです。
キャンセルポリシーも小さい字で読むのがおっくうになりがちですが、
万が一に備えて、
・海外旅行保険と特約保険の詳細条件
・海外旅行のツアーや航空券のキャンセルポリシー
(キャンセル料発生日、キャンセル料、変更出来るフレキシブルか
など条件の詳細)
を確認してから予約すれば安心ですね。