モロッコで大きいスーツケースを預ける方法

荷物を預ける裏ワザ
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バスや列車の待ち時間が長い場合や日帰りで観光したい場所がある場合、大きいスーツケースをゴロゴロと音をさせて町中を歩くと非常に目立ってしまうので客引きや自称ガイドのターゲットにされやすいものです。 滞在先のホテルから近い場所であればホテルのフロントに預けられますが、ホテルから離れた場所で一時的に大きい荷物をどこかに預けて身軽に観光しようとロッカーを探しても、モロッコの大半の駅やバスターミナルにはロッカーがないのです!! でも、わざわざホテルまで移動するのは何かと不便です。 そんな時に助かるのが以下三つの方法です。

1、荷物を預けられる場所

有料 : バスターミナルの荷物預かり所

外国人旅行者が良く利用するSupuratoursバスや国営CTMバスには、営業所や時期によって対応が異なるので、前回は受け付けてくれたのに、今回は預けようと予定していたら窓口で断られたという事がよくあります。 ところが、あまり外国人旅行者に知られていませんが、実は民営バスターミナルではどの窓口でも荷物預かり所があるので、バス下車時に預け、荷物を受け取って次の都市に移動する際にもタクシー等で移動する必要がないので実はとっても便利です。

写真 : 民営バスターミナル内 (中都市までの規模であれば24時間営業。売店やカフェもターミナル内にあるので実は便利。)

無料 : 大型スーパーの荷物預かり所

新市街にカルフールやマルジャン、アスワック・サラーム、アシマ等のチェーン店のスーパーがある場合、万引き防止もかねて貴重品を入れる程度の小さい鞄しか店内持ち込みが許可されていないので、荷物は無料で預かってもらえます。 スタッフがレジ横のカウンター内におり、受付番号の書いた控えを渡されるので無料ですが安心なのが有り難いです。 マラケシュの新市街にある一部のカルフールの場合は、30cm平方のロッカーがあります。鍵付きですが、コインは不要です。 ※フランス語でスーパーをスーパーマルシェといいます。

写真 : チェーン店の大型スーパー マルジャン 店内に荷物預かりカウンターがあります。基本は手荷物の預かりですが、どんなサイズでも預かってくれます。

有料(チップ): カフェやレストランのレジ横のカウンター

本来は預かり所ではないので要相談というレベルです。 近くに民営バスターミナルもスーパーもない場合、レジ専任のスタッフがレジカウンターに常駐し、かつ、くぐり式のカウンターがあるカフェがあれば、コーヒー等の飲み物を注文し、チップ5dh程度を見せてレジカウンター内で荷物を預かってもらえないか頼んでみるという方法があります。 チップを見せれば普通は了承してくれます。一般客は受付カウンター内に入れないので、さっと持っていかれるというリスクがないです。 また、フロントのスタッフが一人しかいない小さいホテルの場合、荷物はカウンター近くに置くだけなのでスタッフが不在になると荷物はそのまま置きっ放しになっている事があるので、場合によってはカフェの方が安心という事もあります。 ※ただし、スタッフが交代してしまう事もあるので、カフェの場合はあくまでも短時間程度が安心です。

2、バス会社別の荷物預かり状況

・Supuratoursバス

以前はマラケシュなどの大都市のSupuratoursバスターミナルでは荷物を預かってくれましたが、最近は対応しておりません。地方の一部の小さい窓口のみ対応。

・国営CTM

バス出発直前でチケットを保有している場合のみカサブランカで有料(5から10dh)で対応。マラケシュは以前は対応。現在は乗車直前30分前まで程度で対応なし。地方の一部の窓口のみ対応。

・民営バスターミナル

大都市から中都市のターミナル内のチケット窓口のカウンター横にコンシェルジェとフランス語で書いた看板があり、有料(5から10dh)で預かってくれる。 ※地方の小さい窓口の場合には、バスチケット保有者に場合には無料で預かってくれる。 バスのチケットの有無は問われず、身分証を提示し、荷物預かりのチケットを受け取り、通常は当日中の受け取りであれば預かってもらえる。 民営バスターミナルといっても、受付カウンター内の棚に番号札をつけて置き、かつスタッフが常駐して管理しているので、安心です。バスターミナルのカウンター内には外部者は入れないシステムなので安いのにきっちり管理されています。 また、大きいスーツケースを持って街中を歩くと目立つので盗難にあったり、自称ガイドのターゲットになり勝手に後ろからついて来られて高額なガイド料を請求されたりといったトラブルに巻き込まれる確率も高くなるので貴重品を除いた大きい荷物を預けた方が安心です。
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