海外旅行で予約する前に航空会社の公式のサイトで
「キャンセルポリシー(キャンセル条件)」を
チェックすると、航空会社によって異なりますが旅行会社の
サイトで気づきにくい最新のお得情報が見つかる時があります。
●通常変更不可のチケットでも無料で変更
●手数料無しで払い戻し出来る航空券が一部の航空券や
期間限定で発売
普通はツアーであれば企画内容と料金を比較検討し、
個人旅行であれば航空会社の乗継回数や乗継待ち時間と料金を
総合して少しでも安くマイルが貯まるか、深夜着は問題ないか、
旅行代理店はどこがいいか等を中心に決めるかと思います。
その後、キャンセルポリシーはサラッとチェックする程度で
予約日の日付が間違えていないか、とか金額の最終確認をして
予約ボタンを押していませんか?
というのも年数回海外に行く人一部の人を除いて普通は
「航空券やツアー料金のキャンセルは、ホテルと同様に
当日のキャンセルは全額負担で払い戻されない」だろうという
常識を前提にしてよく読んでいないと思います。
私もそう思い込んでいましたが、実は航空会社毎に航空券の種類
や内容が異なり、また旅行会社によってもキャンセル手数料や
払い戻しに関しての決まりごとである「キャンセルポリシー」
が異なっていて、キャンセル対応が何と違っているのです。
急な病気のキャンセル料どうする?
通常の海外旅行保険ではキャンセル料はカバーされない場合が多い
海外旅行の保険って保険内容の詳細は小さい字で沢山書いてあるので
普通は特に読まずに保険金額や期間をチェックしたら支払って完了!で、
病気のキャンセルも保険金が出るんじゃないの?と思っている人も
いるかもしれません。
でも、実は保険で保障されない条件が色々あるので注意が必要です。
●通常の海外旅行保険に加入
・渡航先の通院や入院や盗難等旅行中のトラブルは保険の対象
でも、
・出発前に怪我や病気で旅行が中止の時、
通常の海外旅行保険ではサポート対象外
・航空券やツアー料金のキャンセル料が発生し、大出費
そして、自分は健康だから大丈夫と思っていても、
・家族の誰かが病気になってしまった場合
・PCR検査で出国直前に陽性結果が出てしまった場合
など、病気や予期せぬやむを得ない事情で旅行が中止になる
可能性は誰にでもあります。
急な病気でも旅行キャンセル料が出る特約保険
通常の海外旅行保険は、急な病気で旅行を中止した時の
「旅行キャンセル料」への対応は含まれていません。
でも、急な病気だけでなく、やむを得ない理由で旅行を
キャンセルする場合、通常の海外旅行保険とは別の
●旅行キャンセル保険
●旅行変更費用保険
●旅行キャンセル保険を特約で追加
●チケットガード保険
に加入していればキャンセル料に対して保険が出るので
万が一のために加入しておくと安心です。
ただし、保険会社の約款内容は複雑で各社保障する範囲の詳細が
異なるので、中には条件が当てはまらず保険がおりないという
可能性もやはりあり得ます。
旅行キャンセル保険で支払われない例外要件や保険未加入の場合は?
●契約条件に当てはまれば
保険金でカバー
●契約条件に当てはまらなければ
保険金が適用せず自費
●海外旅行保険のみで契約キャンセル保険
に未加入
キャンセル料発生
病気の場合に手数料無しで払い戻しや変更してくれる航空会社がある
国内線と国際線では払い戻しの手数料や条件が異なりますが、
【国際線】
●病気で旅行をキャンセルしないといけない場合、
日本の大手航空会社JALとANAが例外として特定の航空券など
条件が合った場合に払い戻しまたは日付変更を対応して
いるようです。
航空券などによっても異なるので、その場合はお問い合わせ
下さいという対応になっています。
つまり、契約キャンセル保険に加入していなかった!!という人にも
当2社の航空券であれば、払い戻しまたは旅程を変更出来る可能性は
あります。
※特定の航空券で、出発前に連絡し、診断書がある場合に検討
してもらえるので、ダメ元で診断書は依頼しておくといいです。
●タヒチエア航空(航空券や期間限定有り)
・入国条件にPCR検査を義務付けた事に伴い、PCR検査が陽性
だった場合は払い戻し手数料を払わずに払い戻し可能
・航空券の変更も無料で対応
と公式ホームページにも発表しています。
※写真の出典元 タヒチエア航空のサイトより引用

●エールフランス航空
期日限定で、航空券を無料で変更出来ると公式ホームページに
案内しております。
※写真の出典元 エールフランス航空のサイトより引用
予約前にキャンセルポリシーを必ずチェック
契約キャンセル保険に加入している人にも、念のため航空券または
ツアーの予約の前にまずキャンセル料の決まりを確認することを
お勧めしたいです。
尚、この日本の大手2社の航空会社の場合、キャンセルに場合
・出発前までに連絡すれば
・取り消し手数料3万円を差し引いた金額が払い戻される
と書いてあります。
短距離の移動の場合には手数料が高いと思う人もいるかも
しれませんが、例えば成田からパリのような遠距離の往復航空券
が10万円以上の路線の場合、
・キャンセル手数料を払って、かつ払い戻されない
・手数料は3万円を差し引いて払い戻される
というのは、非常に大きな違いだと思います。
タヒチ行きの航空会社のように今後、例外対応で払い戻したり
変更する場合があるので、
●契約キャンセル保険の加入
●航空会社の公式サイトで時々キャンセルポリシー確認
の2点をおさえておくことをお勧めしたいです。