【2020年9月】モロッコ旅行で気になる最新のコロナ感染者数と政府の対策、旅行は大丈夫?

新型コロナウイルス
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モロッコは3月17日より国境閉鎖しておりましたが、9月7日より

ビザ免除国の外国人旅行者に条件付きで国境を再開しました。

 

ようやくモロッコ旅行が可能となりましたが、旅行を計画するにあたり

気になる「モロッコ内の感染者数やコロナ対策の生の最新情報」を

国境閉鎖時を含めてモロッコ在住者が解説していきます。(9月19日現在)

国境再開前のモロッコ ロックダウン

モロッコのコロナ状況は3月上旬に数名の感染者が出た事により

3月19日より国境を封鎖

・レストラン、モスク、遊戯施設、運動施設など

生活必需品以外のお店は営業停止(商店とスーパーなどは営業)

・外出許可証のある世帯主のみ週一回の買い物が許可、それ以外は

一切外出禁止

・都市封鎖

 

という厳しいロックダウンをしておりました。

その甲斐あって、パンデミックにならずにすみました。

 

6月より時間制限付きで外出及び一部の店舗営業許可

・全ての人に外出が許可

・レストランなどもテイクアウトのみ、店内の飲食者は半数以下など

段階的に許可

・マスク着用義務も厳しく、罰金と刑務所1泊という措置

 

政府の厳しい政策のお陰で大半の人は今もマスクをしており、

近隣国のようなパンデミックは現在も起こっておりません。

段階的な国境再開

●7月14日よりモロッコ人家族またはモロッコ在住の外国人

(滞在許可証保持者)のみ条件付きで国境再開

●9月6日よりビザ免除国の外国人とビジネス渡航者向けに

条件付きで国境再開

(新コロナ)9月6日より外国人のモロッコ観光とビジネス渡航が条件付きで再開。その条件詳細と対策
コロナ後、初めて観光目的の外国人旅行者に対して国境再開しました。ただし、入国条件付きで特別便のみの運航です。モロッコ入国に必要な入国条件の詳細と条件をクリアする方法に関して最新情報を現地モロッコより発信します。

モロッコの感染者数推移

 

都市封鎖も解除され、ビーチなども再開し、7月31日のイスラム重要

行事 犠牲祭のあたりから、徐々に感染者が増え始め8月4日より

新規感染者数は1日1000人台へと増え始めました。

 

感染者数の増加に伴い、8月21日よりビーチ封鎖、カサブランカは

カフェ、レストラン、スーパー20時以降の営業禁止。

カサブランカ市外への移動は許可証必須としながらも感染者数が

増え、9月9日より2000人台へと突入しました。

 

そして、9月19日時点で2552人と過去最高数になりました。

大都市と地方で異なる感染者数と検査機関増加

かなりの数字に増えましたが、検査機関も以前より増えてきたことも

感染者数増加にある可能性は考えられます。

 

8月より時間とお金のかかるPCR検査以外に短時間で結果が出る

抗原検査を追加し、ど田舎にまで病院前に検査所設置。

 

そして、現在も感染者数の大半はカサブランカやマラケシュ、フェズなどの

大都市に集中しております。

 

モロッコ旅行で感染するリスクは?

感染者数が増加してきたので旅行はまだまだ時期が早いともいえますが、

日本同様に感染者の大半は大都市に集中しており、

田舎の感染者はほとんどいない

ので、砂漠を含めた田舎中心の旅行で、健常者であれば

感染リスクは低いかと思います。

というのも、モロッコはアフリカにありますが、実は衛生管理が

割としっかりしているのです。

モロッコのコロナ予防策(衛生管理)

厳格なロックダウンはなくなりましたが、モロッコは想像以上に衛生管理が

しっかりされております。

 

この夏一時帰国しましたが、はっきり言って、日本よりも感染防止策が

田舎まで定着しているなと思いました。

日本のスーパーや商業施設では警備員が検温チェックまでしていないので

感染リスクは日常の買い物で常にあり得る状況です。

 

●マスク着用義務 罰金と刑務所1泊

●大都市の大型スーパー

検温チェック(店舗入り口に検温機設置)

●中都市のスーパー

警備員が検温チェック

●銀行

警備員が検温チェック。

基本1人しか店舗に入れない

●レストラン

店内入口に消毒ジェルを設置

テーブルの間隔を常に取る

店舗によっては、消毒せずに店内に入る人をチェック

●電話局など公共料金支払いオフィス

警備員が受付番号を渡し、人数制限

まとめ

医療レベルは日本とは比較になりませんが、病床数やコロナ検査機関の

増設、コロナ検査キットや人工呼吸器もモロッコは生産し、コロナ予防に

ついても衛生管理に重視しています。

 

また、イスラム教徒はお祈り前に1日5回は手や足などしっかり洗うなど

既に手を洗う習慣は身についているので、一部の先進国よりも普段から

手を清潔にする基盤があります。

 

ですので、

健常者で、田舎を中心に旅するのであればモロッコの感染リスクは

高くないかと思います。

 

モロッコの空港は、通常マラケシュ、カサブランカ、フェズを利用する

人が一般ですが、地方のワルザザード、砂漠近くのエルラシディアなど

国内線が飛んでいるので、カサブランカ乗り継ぎで地方都市空港から

入るプランであれば感染のリスクはかなり減り、旅行を楽しめるかと

思います。

モロッコ南部のタフロウトは観光化される前のマラケシュが残っており、

大西洋の世界遺産青い町エッサウイラも人気があります。

 

ただし、アジア人に対する差別は以前より強くなり、経済的に打撃を

受けている人の増加で治安も少し悪くなっています。

 

そういう意味では、国境が再開されたとはいえ、外国人旅行者が安心して

旅行するにはまだまだ早く、モロッコのベストシーズンは春と秋なので、

来年春までは様子見が無難だと思います。

 

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